【50倍ズーム!?】HUAWEI P30 Pro/ P30発売!! 最強4眼カメラ!! iPhone XS, Galaxy 10S+と比較!!

光学5倍ズーム!! ハイブリッド10倍!! デジタル50倍!!
ファーウェイの4眼カメラ、最強スマホ登場！

2019年3月26日に中国の大手通信メーカーHUAWEIから待望のフラグシップモデル「HUAWEI P30 / P30 Pro」の発表がありました！

発表はフランス、パリで行われ現在業界で最も話題のHUAWEIの最新機種ということもあってメディアの注目度は最高潮に達していました。

今回はライカのクアッドカメラ(4眼カメラ)を搭載した「HUAWEI P30 Pro」、ライカトリプルカメラを搭載した「HUAWEI P30」の2機種が発表されました。

これまでのスマホカメラの常識をくつがえすほどの高性能カメラを搭載したラインナップだといえます。

今回は「HUAWEI P30 Pro」と「HUAWEI P30」について詳しくご紹介いきます！

HUAWEI P30 Pro / P30のスペックと
iPhone、Galaxyとの比較

HUAWEIの中でも「P」シリーズは、パーソナル志向ユーザ対応のモデルです。

どちらかというとスタイリッシュなデザインと、遊び心を充実させてくれるスペックが最も要求される傾向が強いシリーズといえます。

「Mate」シリーズと同じハイエンドモデルという位置づけです。つまりHUAWEIには世界を揺るがすような強力な２頭の龍がいるという事なのです。

今回発表されたHUAWEI P30 ProとHUAWEI P30のどちらも甲乙つけがたいハイスペックモデルに仕上がっています。

目立った違いはまず画面サイズと重さです。ややHUAWEI P30 Proの方が大きくて重くなっています。

またストレージがHUAWEI P30は128GBのみであるのに対して、HUAWEI P30Proの方は128GB、256GB、512GBと３タイプも選べます。

さらにバッテリー容量もHUAWEI P30Pro方が約600mAhも多い4,200mAhというとてつもない大容量です。

そして今回の一番の目玉がHUAWEI P30 ProがLeicaクアッドカメラ、HUAWEI P30 ProがLeicaトリプルカメラをそれぞれ搭載しているということです！

iPhone XS / XS Max、Galaxy S10 / S10+と比べたとき、HUAWEI P30 / P30 Proは、やはりカメラスペックへのこだわりに差を感じます。

特に今回の注目機能である、ズーム機能はiPhoneやGalaxyなどこれまでのスマホに足りなかった機能です！

HUAWEI P30 Pro と HUAWEI P30 の特徴

まずHUAWEI P30 ProとHUAWEI P30と前モデルP20Proではっきりと変わったことは、SoCが「Kirin 970」から「Kirin 980」に変わったことです。

最大の特徴は、大きな特徴はカメラ機能で、特にハイエンドモデルHUAWEI P30 Proの方は、40MP+20MP+8MP+ToFという驚異的な画素数とクアッドカメラ（4眼カメラ）というこれまで例のない性能の向上が見られます！

これにより、これまでのスマホカメラで不可能だった、ズーム機能（光学5倍、デジタル50倍）を実現しました！

これら、HUAUWEI P30 Pro / P30の特徴を見ていきましょう！

驚異の4眼カメラ

HUAWEI P30 Proのカメラ機能こそ今回の最大のセールスポイントです。

HUAWEI P30 Proには、背面に約4000万画素（広角）、約2000万画素（超広角）、約800万画素（望遠）、TOFカメラの4基のクアッドカメラ（4眼カメラ）を搭載しています！

また、正面の自撮り用カメラも、約3200万画素と他社の自撮りカメラを圧倒する高画素となっています！

※iPhone XS: 700万画素、Galaxy S10: 1000万画素

特に注目ポイントが光学5倍ズームレンズが搭載されいることです。一眼レフレンズに換算すると「17−88mmレンズ」のレベルです。

ちなみに15階以上あるビルの上でもはっきりと撮影できます。

さらに、デジタルズームを組み合わせた“ハイブリッドズーム”では、画質を保ったまま10倍までズームすることができます！

そして、画質を犠牲にしますが、デジタルズームのみでは、なんと50倍までズームできるのです！

驚くべきことに、三脚を使わない手持ちで「月が撮れる」ということです！

iPhoneやGalaxyも望遠カメラを搭載していますが、光学2～3倍程度でした。

HUAWEI P30 Proは、光を直角に反射させることで、本体を薄型にしたまま高倍率の望遠カメラを実現しました！

4眼カメラの4つ目にあたる、ToFカメラとは、タイム・オブ・フライト方式の3Dカメラのことで、日本のメーカーではソニーが2019年から順次採用予定といわれています。

実は3D画像は現在中国で大変人気があり、今回HUAWEIはソニーのToFセンサーを採用したのではといわれています。

このToFセンサーは「顔認証機能」や「ＡＲ」の本格採用のカギを握るといわれている新技術なのです。

HUAWEI P30 Proでは、このToFカメラで被写体と背景の深度を測定します。

これにより、背景をボカす処理の精度が高くなり、これまでのスマホカメラでは難しかった、人の髪の毛などの輪郭も確実に認識して、キレイな背景ボケの写真を撮ることができるのです！

背景をボカす処理の違い。P30 Proは髪の毛までしっかりと認識している。(Image: GIZMODE)

スマホ用カメラ評価基準サイト「DXOMark」の評価では、これまで同じHUAWEIの世界最速ハイエンドモデルHUAWEIMate20Proがスコア109でトップでしたが、今回発表されたHUAWEI P30 Proがスコア113で3ポイントもアップしてトップを獲得しています！

40倍の高感度 ISO 40万

ベイヤーフィルターとはセンサーと一緒にカメラの心臓部にある機能です。

これまでのスマホのカメラのベイヤーフィルターは赤と緑×2と青の3色のピクセル（RGGB）が採用されていました。

ところがHUAWEI P30 ProとHUAWEI P30では、緑を黄色に替え、赤、黄×2、青の3色のピクセル（RYYB）を採用しています。

これにより従来の赤と緑と青の3色のピクセルよりも約40％も光を取り込めることから、格段に明るい画像が撮れることになります。

その数値は、ISO 409,600というから、もはや尋常ではないレベルです！

これは、人間の目では認識できない光すら検出してしまうのです！

大画面・有機ELディスプレイ

HUAWEI P30 Proは、6.47インチでフルHD+(2,340 x 1,080ピクセル)でもちろんOLED(有機EL)、DCI-P3です。

HUAWEI P30は、6.1インチフルHD+(2,340 x 1,080ピクセル)、OLED(有機EL)、DCI-P3です。

そしてこの2つに共通するのがDCI-P3です。

DCI-P3というのはアメリカの映画製作業界団体DCI（Digital Cinema Initiatives）が定めたデジタルシネマ規格の名称のことで、映画撮影用レベルの広範囲の色域に対応できることを証明しています！

ちなみにHUAWEIMate20Proにも採用されており、現在最も注目されているディスプレイの性能です。

また、ディスプレイ内蔵型の指紋認証センサーも搭載しています！

高性能Soc Kirin 980搭載

HUAWEI P30 ProとHUAWEI P30の両方に使われているのが、現在アップルの「A12 Bionic」やクアルコムの「Snapdragon 855」と並ぶ最新世代の高性能チップ「Kirin 980」です！

特徴は現在ハイエンドモデルで主流の高速処理を要求されるハイレンジコア「Cortex A76（2.60 GHz）」２基と中間のミドルレンジコア「Cortex A76（1.92 GHz）」2基、消費電力効率を要求するローレンジコア「Cortex A55（1.80 GHz）」4基の合計8基のオクタコア仕様になっています。

前モデルと比較するとCPUで75%、GPUが46%、NPU(AIプロセッサー)は226%も向上しています！

また前モデルではNPUは1基でしたが、Kirin 980は2基搭載しています。