【体表面温度がわかるスマホ】空気のデータも!CAT S61とは!?

コロナやインフルエンザの熱を簡易チェック
多機能すぎる!!
Androidスマホ「CAT S61」

 

みなさんはスマートフォンにどんな機能を求めていますか？

 

「綺麗な写真」「簡単に動画が撮れること」「ゲームを快適にプレイできること」などなど、人によりニーズは様々です。

 

今回ご紹介するCAT S61は、そんな定番のニーズから少し離れたニッチな部分に注目したスマートフォンと言えます。

 

普通のスマホと一体何が違うのか、じっくり解説していきましょう。

 

【すごいスマホ】CAT S61 熱カメラ、室内空気質モニター、レーザー測距、タフネス!!

CAT S61 のスペック

まずは、CAT S61のスマホとしてのスペックを見てみましょう！

 

項目	スペック
SoC	Snapdragon 630 2.2GHz
ディスプレイ	5.2型（液晶）
解像度	1080×1920ピクセル（424ppi）
メモリ（RAM）	4GB
ストレージ（ROM）	64GB
外部ストレージ	MicroSD
OS	Android 9（Pie）
カメラ（アウト）	アウト：1600万画素
カメラ（イン）	イン：800万画素
生体認証	不明
サイズ	77.6×155.3〜162.7×12.8mm
重量	約260g
バッテリー	4500mAh
ワイヤレス充電	なし
防水	IP68
ハイレゾ	不明
おサイフケータイ	不明
テレビ	なし

 

SoCにはQualcommのミドルレンジ製品 Snapdragon630が採用されています。

 

RAM4GB搭載とやや少なめですが、この機種は特殊なセンサーが複数搭載されている為、この辺りのスペックを抑えることでコストダウンを図っているものと思われます。

 

ゲームや動画編集などの負荷の大きな作業には向きませんが、この機種の本来の用途を考えれば、このくらいでも十分と言えるでしょう。

 

防水・防塵やBluetooth5.0など最低限の機能は抑えていますが、FeliCa（おサイフケータイ）については対応が明言されていない為、メインよりはサブ端末向けの機種と考えた方が良さそうです。

 

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CAT S61 の特徴

ここからはCAT S61の主な特徴をご紹介していきます。

 

サーマルイメージングカメラで温度測定が可能！
体表面温度も!!

 

CAT S61はスマートフォンとしては珍しくサーマルイメージングカメラを搭載しており、被写体の温度を計測することが可能です！

 

この機能を使って温度測定したい物の方へカメラを向けると、ディスプレイにサーモグラフィが表示され、熱をもっているエリアやその温度を一目瞭然に知る事ができます。

 

対応温度は-20〜400℃までと幅広く、スマートフォンとしてだけでなく、業務用の温度チェック端末としても便利に活用できるのではないでしょうか？

 

ちなみにこちらの記事によると、台湾の大学では新型コロナウィルス対策として、職員や学生の体表面温度の簡易チェックに本機を活用した実績もあるそうです。
(あくまでも簡易チェックですが)

画像：BCN＋R

 

サーマルカメラの導入は専用機でもそれなりの予算が必要となる事が多いので、スマホとしてではなく、サーマルカメラ専用機の代わりに導入を検討するのも良いかもしれませんね！

 

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室内空気質モニターでお部屋の空気をチェック！

 

CAT S61にはサーマルイメージングカメラに加え、お部屋の空気の状態をチェックできる空気質モニター機能も搭載しています！

 

温度・湿度などの一般的な内容だけでなく、揮発性有機化合物（VOC）の検出も可能で、こちらもディスプレイ上でわかりやすく案内してくれるので大変便利です。

 

空気の状態が悪くなるとアラートを出す機能もあるので、リモートワークで家に籠もりがちな時にも良き相棒となってくれること請け合いですね。

 

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レーザー測距機能で長さの測定もOK

 

引っ越しをしたり、新しい家具を買ったりする時など、メジャーで長さを測る場面は案外多いものです。

 

そんな時も、CAT S61にお任せ！

 

通常のカメラに加えレーザー測距機能を搭載しているので、8mまでの距離を推定公差+/- 1％で物の長さを簡単に測る事が可能です！

 

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防水・防塵仕様でタフに使える

 

スマートフォンにとって大事なポイントの1つが、水や埃、衝撃への強さです。

 

CAT S61ではIP68相当の防水・防塵性能をもっている為、洗い物や庭の手入れなど、水や埃に触れやすい場面でも活用しやすくなっています。

 

また、米国防総省のMILスタンダードに準拠しており、1.8mの落下試験など耐衝撃性もあるので、防水・防塵と合わせてアウトドア派の方にもお勧めです。

 

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対応バンド

CAT S61は、SIMフリー版が発売されています。

国内3大キャリアが対応するバンドについては次の通りです。

 

バンド名  周波数	CAT S61	ドコモ	au	ソフト バンク
Band1　2.0GHz	OK	◎	◎	◎
Band3　1.7GHz	–	◎※		○
Band8　900MHz	OK			◎
Band11　1.5GHz	–		△	○
Band18/26　800MHz	–		◎
Band19　800MHz	OK	◎
Band21　1.5GHz	–	○
Band28　700MHz	OK	△	△	△
Band41　3.5GHz	OK		○
Band42　3.5GHz	–	△	△	△

◎＝必須 ○＝そこそこ重要 △＝あれば便利
※ 主に東名阪で使われているバンド。

 

ドコモのバンド3、auのバンド18/26に対応していないのは残念です。

一方、ソフトバンクに関しては、必須バンドは完全に対応しています！

 

「iPhone専用帯域」と言われているBand21には対応していませんが、Band21は、ドコモで地方都市でも高速で通信できるための帯域なので、あまり問題にはならないでしょう。

 

また、ソフトバンクのBand11はほとんど整備されていないようですので、未対応でも問題ないでしょう。

 

ドコモのバンド3(東名阪で多い）に対応していないのは残念です。

心配なく使いたいならソフトバンク/Y!モバイル回線がベストですね！

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CAT S61 の価格

 

 

 

CAT S61は既に日本でも販売が始まっており、価格は119,800円（税抜）となっています。

 

さまざまな特殊なセンサーを搭載しているCAT S61ですが、専用機なら通常サーマルカメラだけで5万～20万円程度します。

 

CAT S61なら、サーマルカメラに加え、携帯電話、データ通信、8mまでのレーザー測定機能、室内揮発性有機化合物（VOC）センサー機能を全て内蔵し、約12万円ですから、そう考えるとかなり安いとも言えます！

 

フラグシップ級のスマートフォンに近い価格帯ですが、特殊な機能を複数搭載している事に加え、日本版の製品は日本の法令に対応するための仕様変更が行われている事も考えると、妥当な価格ではないかと思います。

 

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兼松コミュニケーションズ公式サイト

【まとめ】実用性の高い業務用端末 CAT S61

 

今回は防水・防塵のタフネススマホに、各種の業務用途向けセンサーを搭載したちょっと特殊なスマートフォン CAT S61をご紹介しました。

 

 

温度検出や空気の質のチェックに加え、レーザー測距で長さの計測が手軽に出来るなど、業務用の端末として上手く機能をまとめており、本来の業務用だけでなく、個人向けとしてもかなり魅力的な機種に仕上がっているのではないでしょうか？

 

機能の特殊性もありスペックに対して価格が割高ですが、それぞれの専用機器を購入すると考えれば、通話やデータ通信もできて1台にまとまり、安いと言えます！

 

実際に現場で使うためだけではなく、アイディアしだいでいろいろと使えそうな面白いスマホです！

興味のある方は是非チェックしてみてください！

 

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