スマホゲーム、いわゆるガチャゲーについて
僕はゲームは好きなのですが、もっぱらプレイするのはPS4やSwitchなどの据え置き型ゲーム機、PS VITAや3DSなどの携帯型ゲーム機のゲームであり、スマートフォンのアプリのゲーム、いわゆるガチャゲーはほとんどやってません。
ゲーム好き!と公言してるみなさんには、いろんな人がいると思います。スマホゲームのみや、なんでも関係なくする人など。
しかし、僕はどうしても“ガチャ”が認められんのです!
ではその理由を書いていこうかと思います(お前の意見はどうでもいい!とかってのはなしでw)
以下は、
据え置き、携帯ゲーム:コンシューマーゲーム
スマホのゲーム:ガチャゲー
と定義します。
【なぜ、コンシューマーゲームなのか】
NetflixかAmazonビデオか忘れましたが、あるゲームを題材にした番組がありました
(アタリショックについてのドキュメントだったと思う)。
その中で、とても印象に残った言葉がありました。
「ビデオゲームとは、何かを仮想体験することである。」
こ、これだーー!と思いましたね。
8ビット時代のファミコンよりもっと前の、なんか棒と玉だけで打ち合いをするテレビゲームの時代から、それらゲームを“テニス”とか“ピンポン”と呼んでいたし、ファミコン時代になってからのレースゲームやスポーツゲームはもちろん、インベーダーだってエイリアンからの侵略を守るという体験をゲームに求めていたのだと思います!
そしてRPGが文字ばっかりだったころからも、“世界を救う勇者の体験”をしているのです!
もちろん、テトリスやぷよぷよ、昔なら倉庫番など、純然たる“ゲーム”というものももちろんあります。
しかし、上に述べたように、ビデオゲーム(日本ではテレビゲーム)の多くは、仮想体験を求めています!
仮想体験ということは当然、よりリアルな体験に近づけていきたいというのが人間の欲求であり、昨今のゲームのリアルさはその追及の結果に他なりません。
画面が2Dから3Dになり、現在は視点も一人称(3人称であっても後ろから)のゲームがほとんどです。
そしてそのグラフィックは、実写かと思うほど美麗に進化しました。
もちろん体験は、グラフィックだけではありません。グラフィックの進化に伴い、表現力が大幅にアップし、ゲーム性もどんどん進化しました。
上下左右に動き、弾を打つだけだった操作が、ジャンプはもちろん、しゃがんだり、登ったり、転がったり、キックしたり、パンチしたり、波動拳を撃ったり、空を自由に飛び回ったり、、、それはもう考えられるさまざまな動きでさまざまな体験をさせてくれます。
そして、今現在、仮想体験の究極を求め、真のバーチャルリアリティー(VR)の世界に足を踏み入れました!
このようにゲームとは仮想体験したいという欲求を満たし、そこにゲーム性を取り入れた、すばらしい娯楽であると思います。
【なぜガチャゲーはダメなのか】
ここまで読んで、
「おいおいおい、ガチャゲーも十分ゲームだろ。スマホでもグラフィックは十分キレイだし、ちゃんとゲームだぞ!」
とツッコむ方もいてるとは思います。
もちろんガチャゲーもゲームです。それはわかります。
ただ、僕の中ではどうしてもゲームというジャンルに入れたくないのです!これはめっちゃ自分の意見です(一般論とは言ってません)。
もちろんスマホゲームの中にも、スマホのセンサーを使ったものや、すごいアイディアを持ってきたような今までなかったようなゲームもたくさんあるのも知っています。
しかし、昨今のスマホゲームといえばやはりガチャであり、ビジネス的にも割合的にもガチャを使っていないものはほとんどないです。だからあえて、ガチャゲーと定義させていただきました。
ところで、僕の考えるゲームの要素として重要な項目に、
一つのタイトルとして完結している。
というのがあります。
すなわち、エンディングあるいはそれに類する、ゲームの終わりが必要なのです。
もちろんパックマンなど昔のゲームにエンディングはありませんが、そういったものはハイスコアを狙うなどの目的があり、すべてひとつのタイトルとして完結しています。
だが、ガチャゲーは終わりなく、際限がないのです!
しかも、昔のゲームのようなエンディングはないけど、ハイスコアを狙うというようなゲーム性ではなく、
いかにユーザーからガチャでお金を取るかを考え抜いたシステムの結果、エンディングがないのです!!
そして、ガチャというシステムは、全くの運でありプレイヤーの技量や頭脳などは全く関係ありません。
もちろんそういう要素はゲーム上の味付けとして必要な場合もありますが(ドラクエでモンスターが落とすアイテムや、はぐれメタルとのエンカウント率など)、
ガチャは、ゲームの根幹である、ゲームバランスを壊してしまうようなアイテムやキャラを運で決めてしまうのです!!
そしてお金をかければかけるほど(課金するほど)、そのプレイヤーは強く、有利になります。
これって、ゲームと言えるのでしょうか??
百歩譲って、課金すればイージーになるとしても、せめてエンディングは作るべきです。
ユーザーからお金をむしり取ることを考えただけのゲームなんて、正直気持ち悪いです。
そして目的が、ゲームを攻略することから、いかにレアアイテムをゲットするかに代わってしまい、操作が単純(これは悪いことではありませんが)なことと相まって、ただの作業ゲーになってしまっています。
僕も何タイトルか手を出したことがありますが、ゲームを楽しむより、ガチャの結果に気をとられて全然“ゲーム”できませんでした。
そして、社会問題にもなっていますが、その結果、ガチャゲー中毒となってしまいます。
最初に述べたように、ゲームの本質は仮想体験を楽しむことであり、ガチャゲーは全くベクトルが違うと思います。
ガチャゲーに思うところ まとめ
んで、長々と書いて、結局なんやねんということですけども、
ガチャゲーばっかりやってる方たちへ、
もっと、本物のゲームをプレイしてみてください!!
ってことです。
そして、ゲームメーカー様、ガチャゲーは収益があるのはわかりますが、この状況、なんとかしないとゲーム業界の未来はヤバイですよ!!
と、なんかありきたりの意見になってしまいましたが、やはり僕は心から、切に切にそう願うのでした。。。
ガチャゲーばっかりやってるみなさん!
コンシューマーゲームもやってみてください!めっちゃ面白いから!!
以上です!!!
【追記】
なんと、先日、アップルからiPhone向けのガチャゲームに規定が設けられました!!
「ガチャのアイテムの排出率(当たる確率)の表記を義務化」とのことらしいです!
これはすばらしいですね!
アップルすごいと思います!
Androidのゲームもこれに合わせてくれればいいのですが。