DEVILMAN crybaby 第5話「シレーヌ、君は美しい」
前回、悪魔に取りつかれた明の父、そして母。を明であるデビルマンは両親をその手で殺めることでしか救うことができなかった。
一方、親友である牧村美樹にコンプレックスを抱き続けるミーコは、自分の理解者であるマユタとサバトパーティに来るも、周りが悪魔化していった。
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★アートワーク集(100P)https://t.co/nO5mx6Fjeo#デビルマン#DEVILMAN pic.twitter.com/lGSL9OZ1zt— 『DEVILMAN crybaby』公式 Netflixにて全世界独占配信中 (@DevilmanCryBaby) 2018年1月19
明(デビルマン)と了は、悪魔退治を続けていた。
その様子を了はビデオに収めていた。
夜のベランダ。
美樹と話す明。透視力の能力か、美樹の服が透けて見えてしまし興奮を隠せない明。
思い詰めたように、去る明。
[コメント]:透視能力とはこれまたうらやましい!
いっぽうシレーヌとカイムの事務所。
明のことを調べているカイムの隣の部屋では、シレーヌは明を想い欲情している。
性欲を抑えられない夢を見る明。
天井に届くほどの液体を発射する。そんな自分に驚く明。
[コメント]:やはり悪魔となった明は、その性欲も人間離れしていますね!
牧村家の朝食。
400メートルリレーの話をする。
明の両親が死んでしまったことは、美樹の両親は知らない様子。
陸上部の練習。
突然足が速くなるミーコ。そして、明らかに見かけや性格が変わっていた。
一方、美樹は自分が事故にあったスタジオを訪ね、調べていた。
[コメント]:前回のラストでミーコはどうなったのかと思いましたが、どうやらデビルマンになったようです。
悪魔たちが集まる会議。その中にはシレーヌとカイムの姿もあった。
悪魔たちが殺されている犯人を捜して殺すように命令するリーダー的男。
移動する車の中のシレーヌとカイム。
二人は悪魔を殺して回っているのは、アモン(明)であることを知っているが、会議では言わなかった。
「教える必要はない。私に合えば、アモンは元の心を取り戻す。」シレーヌ。
「戻らなかったら?」カイム。
「その時は私が始末する」シレーヌ。
[コメント]:アモンに執着するシレーヌ。カイムはそんなシレーヌを見守っています。カイムはいつもつらいですね、、、。
そんな想いをシレーヌは全くわかっていません。
陸上部で急に変わって強くなった選手のことをマスコミから聞いている了。
その時、
「了!!俺はどうしたらいい!?どうしたらいいんだ!」
と悪魔の黄色い血だらけになった明が入ってくる。
驚く記者二人。
どうやら明は一人で行動して、悪魔を退治していた。
悪魔を殺したくて仕方がない。でも同時に悲しくてわめきたくなると明。
人間はメンタルが弱いから、忘れることを覚えろと了。
酒、女などだと札束を渡す了。
ショッピングするミーコと友達。ミーコの変わり様に褒めたたえる。
ラッパーの3人たちがマユタと間違えて、少年に声をかける。
しかしその少年は突然、
「強盗だーー!あいつらは銃を持っているぞーーー!」と叫ぶ。
店員は警報ベルを鳴らす。
警察が来て銃を構える。最近報道されている殺人犯と間違えられる。
「やめなよ!」美樹が現れる。
警官は間違いを認めるも謝罪はしない。
美樹に感謝するラッパー3人。
[コメント]:美樹の正義感の高さがあらわれている場面ですね。
夜の繁華街を歩く明。
そこに現れる女性。それはシレーヌであった。
「ねえお兄さん。私のこと覚えてない?おいで、思い出させてあげる。」とシレーヌ。
シレーヌと体を結ぶ明。
「教えてあなたの本当の名前。」とシレーヌ。
シレーヌは悪魔本来の姿に戻る。
明を捕まえて夜空を飛び出す。
「目を覚ませアモン、私だシレーヌだ!」
「寂しかったよアモン、どれだけ待ったことか!」と叫ぶシレーヌ。
それを聞いてイラつくカイム。
[コメント]:カイムかわいそう。
「いいところに来た、女を抱く以上に、悪魔をぶちのめしたくて仕方なかったんだよ!!」とデビルマンに変身する明。
「その姿はやはりアモン!」とシレーヌ。
「違う!俺の名はデビルマンだ!」と明。
地上に降りるデビルマン。
暗闇の中から攻撃される。
右腕が切り飛ばされるデビルマン。。
更に攻撃を受け、傷つくデビルマン。
「目覚めよアモン!そしてその腕で私を抱け!強く!激しく!」シレーヌ。
「抱け、、、?」明。
「(抱いた上げたかった)」と母との思い出が頭をよぎる明。
怒る明。
そのときシレーヌは背後からデビルマンに鋭い足を飛ばす攻撃を仕掛けていた。
「勝手なことを言うな!俺を抱いてくれた人たちを、、お前らは!!」叫ぶデビルマン。
シレーヌは攻撃が命中すると思ったが、デビルマンは空中から逆に反撃していた。
シレーヌの腹に突き刺さる、シレーヌ自身の攻撃。
口から黄色い血が流れる。
「そんなに抱かれたいなら!」
シレーヌの頭から生えている翼を根元から引きちぎるデビルマン。
苦しみ叫ぶシレーヌ。
「抱いてやる!」
そのままシレーヌを抱えて飛び上がるデビルマン。
それを地上から見ていたカイムが怒り、悪魔の姿に変身する。
「シレーーーーヌ!!」
大きな二本の角からの電撃攻撃をデビルマンに命中させる。
落下して地面に落ちるデビルマンとシレーヌ。
「おのれおのれ、許さんぞデビルマン!人間の分際でアモンを奪い、このシレーヌにまで屈辱を与えるとは!!」
ボロボロになりながら、叫ぶシレーヌ。
シレーヌの前に現れるカイム。
「シレーヌ。俺の体を使え。合体だ。」とカイム。
「合体、、、?」シレーヌ。
「何を言うカイム!この傷がわからないのか?私はもう死ぬ。」シレーヌ。
「合体してデビルマンを倒しても、お前は死ぬのだ!」とシレーヌ。
「それを承知で言っている。」カイム。
「俺も生き延びるつもりはない。」カイム。
「う、、?」驚くシレーヌ。
「君にデビルマンを倒す勝利の感激を味合わせたいだけだ。俺の命と能力を君にやろう。」落ち着いた様子で言うカイム。
「なぜ、、、?」目を見開き、問いかけるシレーヌ。
見つめるカイム。
「シレーヌ、血まみれでも、君は美しい。」とカイム。
その言葉に涙を流すシレーヌ。
見つめるカイム。
その二人の様子を驚いた表情で見るデビルマン。
[コメント]:このシレーヌとカイムのシーンは、デビルマンでも屈指の名シーンですね。
シレーヌはここで初めてカイムの気持ちに気付く、、、というよりも、「愛」というものを初めて知ったのかもしれません。
悪魔であるシレーヌは、今までのアモンへの執着も「愛」だと認識していたかもわかりません。
そんなシレーヌが、涙を流したのです。
自分の頭を切り落とすカイム。
「カイムーーー!」叫びながら、カイムの体に飛び込むシレーヌ。
稲妻のような光がはじけ、カイムとシレーヌが合体し、ケンタウロスのような姿になる。
デビルマンに猛攻撃をしかけるシレーヌ。
「ヤバい!」とデビルマン。
体は貫かれ、吹っ飛ばされる。
動けないデビルマン。力が抜け、変身が解けていく。
「なぜ戻ってこない、、、お前は勝ったんだぞ、、、。」と意識がもうろうとなりながら思う明。
夜が明け、朝日が照らされる。
そこへやってきた了。
倒れている明を見つける。
「しっかりしろ!明!」と了。
かろうじて生きている明。
「俺はシレーヌという悪魔と戦っていた。なぜ俺を殺さなかった。簡単に殺せたはずなのに。」と明。
「そういうことか。」と了。
「悪魔なら向うにいる。見るといい。」
立ったまま、そびえたつシレーヌ。
「死んでる、、、。」と明。
「立ち往生ってやつだな。お前にとどめを刺す前にこと切れた。」
「自分の勝利を確信していたんだろうな。満足しきった顔をしている。」と了。
その朝日に照らされたシレーヌの顔は、喜びに満ちた顔をしていた。
それを見て、驚いた顔をする明。
「了、悪魔にも愛があるのか?」と尋ねる明。
「まさかな。悪魔はある意味純粋な生物だ。破壊衝動、捕食活動が彼らのすべてだ。」と了。
「そうか、、、俺には愛に見えた、、、。」とシレーヌの姿を見上げながら答える明。
堂々と往生するシレーヌの姿が、朝日に照らされていた。
[コメント]:満ち足りた顔をしたシレーヌ。その想いは、勝利の喜びなのか、カイムの愛を受け入れた気持ちなのでしょうか、、、。
[コメント]:どうやら了はとりあえず美樹を殺すのをやめたようです。ただ、美樹が記憶があいまいながら覚えていることを気にしているようですね。
DEVILMAN crybaby 第5話 感想 まとめ
今回は、ついにあのシレーヌとカイムとの対決でした!
悪魔に愛はあるのか?
悪魔はおそらく愛というものに自分で認識はしていないでしょう。
しかしそこには間違いなく、シレーヌとカイムの間には「愛」というものがあったのです。
これは、人間のように高い頭脳を持つ生物ではなくても、動物にも同じことが言えるということかもしれません。
愛は「認識するものではなく、本能である。」ということでしょうか。
(なんか中二病的に語ってしまって恥ずかしい!!)
愛というものの深さを永井豪先生は表現したかったのでしょうか。
そして、ただの殺戮生物だと思っていた悪魔に、ひとつの疑問を明に投げかけてしまいました。
少年誌だったとは思えない深い話ですね!
さあ、デビルマンクライベイビー!
まだまだ続きます!!